Domaine Passerelleについて
Domaine Passerelle(ドメーヌ パスレル)は2022年に誕生した山梨県北杜市にある小さなワイナリーです。
自らブドウを栽培し、そのブドウからワインを仕込む。手仕事のワインづくりを大切にしています。
「Passerelle」とはフランス語で「橋」という意味です。
弊社のワインが「人と人を繋ぐ架け橋」となってほしい
弊社理念である「次の世代に健全で希望のある未来を繋く架け橋」となりたい
という想いから名付けました。
次の世代へバトンをつなぐワイン造り
8000年とも10000年とも言われるワイン文化が、温暖化や資源枯渇で途絶えてしまわないよう、 私たちは未来につながる農業・ワイン造りを目指しています。
農業
環境再生型農業を実践。現在「ヴィニフェラ種(欧州品種)のブドウ」はオーガニック(JAS認証取得)で、「ヴィニフェラ種以外のブドウやお米」は自然栽培で生産しています。また、大気中の二酸化炭素を減らす活動として4パーミルイニシアチブに取り組んでいます。
醸造
環境に負荷を与える洗剤や薬品に頼らず、衛生的な環境を維持する方法を追求しています。また、将来的には、生産・輸送エネルギーコストの低いワインに適した容器を採用できるよう アンテナを張っています。
もちろん、いくら環境への配慮ができたとしても、美味しくなければ意味がありません。「ナチュラルとクリーン相反する要素を高い次元で両立し、人々の心を打つ美味しいワイン造り」を目指します。
弊社理念
「農や食を通じて、次の世代へ豊かな自然と希望ある未来をつないでいく」
私たちは、そのためのパスレル「架け橋」になります。
Domaine Passerelleについて
Domaine Passerelle(ドメーヌ パスレル)は2022年に誕生した山梨県北杜市にある小さなワイナリーです。
自らブドウを栽培し、そのブドウからワインを仕込む。手仕事のワインづくりを大切にしています。
「Passerelle」とはフランス語で「橋」という意味です。
弊社のワインが「人と人を繋ぐ架け橋」となってほしい
弊社理念である「次の世代に健全で希望のある未来を繋く架け橋」となりたい
という想いから名付けました。
次の世代へバトンをつなぐワイン造り
8000年とも10000年とも言われるワイン文化が、温暖化や資源枯渇で途絶えてしまわないよう、 私たちは未来につながる農業・ワイン造りを目指しています。
農業
環境再生型農業を実践。現在「ヴィニフェラ種(欧州品種)のブドウ」はオーガニック(JAS認証取得)で、「ヴィニフェラ種以外のブドウやお米」は自然栽培で生産しています。また、大気中の二酸化炭素を減らす活動として4パーミルイニシアチブに取り組んでいます。
醸造
環境に負荷を与える洗剤や薬品に頼らず、衛生的な環境を維持する方法を追求しています。また、将来的には、生産・輸送エネルギーコストの低いワインに適した容器を採用できるよう アンテナを張っています。
もちろん、いくら環境への配慮ができたとしても、美味しくなければ意味がありません。「ナチュラルとクリーン相反する要素を高い次元で両立し、人々の心を打つ美味しいワイン造り」を目指します。
弊社理念
「農や食を通じて、次の世代へ豊かな自然と希望ある未来をつないでいく」
私たちは、そのためのパスレル「架け橋」になります。
2023 Vintage (New)
Back Vintage
Store List
お取り扱い酒販店様はこちら
・勝沼ワイナリーマーケット 新田商店様(山梨県)
・有限会社久保酒店様(山梨県)
・山一支店(山梨県)
・株式会社水橋 SAKE MIZUHASHI様(東京都)
・新垣酒店 WINE SHOP nico様(東京都・神奈川県)
・有限会社やなせ様(奈良県)
2023 Vintage (New)
Back Vintage
Store List
お取り扱い酒販店様はこちら
・勝沼ワイナリーマーケット 新田商店様(山梨県)
・有限会社久保酒店様(山梨県)
・山一支店(山梨県)
・株式会社水橋 SAKE MIZUHASHI様(東京都)
・新垣酒店 WINE SHOP nico様(東京都・神奈川県)
・有限会社やなせ様(奈良県)
ワイン以外の取り扱いについて
私たちはワイン以外に自然栽培の生食用ブドウとお米を作っています。
食べチョク通販サイトで取り扱っています。
自然栽培 ブドウ
自然栽培(無農薬・無肥料栽培※)の生食用ブドウの詰め合わせになります。
ブドウの自然栽培は大変難しく、10年以上の試行錯誤の末、ようやく流通できる品質のものが収穫できるようになりました。
これまで試験してきた品種は100種類以上、その中で弊社の畑環境に適した品種を2~3種類 詰め合わせてお届けいたします。
※弊社の自然栽培ブドウは、お酢・木酢液 ・たい肥・微生物資材 など外から持ち込む資材は一切使用せずに栽培しております。
自然栽培 お米
自然栽培(無農薬・無肥料栽培)・天日干しのお米になります。弊社では食味の対照的な2つの品種を栽培しています。
亀の尾(自然栽培、天日干し)
良質銘柄米「コシヒカリ」「ササニシキ」などの祖先で、おいしいお米のルーツといわれています。あっさりしていて、くせのない爽やかな味わいで、朝ごはん向きのお米です。
いのちの壱(自然栽培、天日干し)
品種改良ではなく、偶然発見された突然変異種です。
大粒でモッチリ、甘味・旨味があって、わかりやすい美味しさ、しっかり食べたい晩ごはん向きのお米です。
ワイン以外の取り扱いについて
私たちはワイン以外に自然栽培の生食用ブドウとお米を作っています。
食べチョク通販サイトで取り扱っています。
自然栽培 ブドウ
自然栽培(無農薬・無肥料栽培※)の生食用ブドウの詰め合わせになります。
ブドウの自然栽培は大変難しく、10年以上の試行錯誤の末、ようやく流通できる品質のものが収穫できるようになりました。
これまで試験してきた品種は100種類以上、その中で弊社の畑環境に適した品種を2~3種類 詰め合わせてお届けいたします。
※弊社の自然栽培ブドウは、お酢・木酢液 ・たい肥・微生物資材 など外から持ち込む資材は一切使用せずに栽培しております。
自然栽培 お米
自然栽培(無農薬・無肥料栽培)・天日干しのお米になります。弊社では食味の対照的な2つの品種を栽培しています。
亀の尾(自然栽培、天日干し)
良質銘柄米「コシヒカリ」「ササニシキ」などの祖先で、おいしいお米のルーツといわれています。あっさりしていて、くせのない爽やかな味わいで、朝ごはん向きのお米です。
いのちの壱(自然栽培、天日干し)
品種改良ではなく、偶然発見された突然変異種です。
大粒でモッチリ、甘味・旨味があって、わかりやすい美味しさ、しっかり食べたい晩ごはん向きのお米です。
ブドウ畑について
ブドウ畑は、山梨県北杜市・八ヶ岳南麓(標高850m付近)にあります。周囲は雄大な自然に恵まれ、南アルプスをはじめ日本を代表する山々に囲まれています。
周囲の山は海からの湿った空気や台風の進行を遮る役割を果たし、日本一の日照量とブドウ栽培に適した降雨量の少ない環境を提供してくれます。
また、山間部にあるおかげで標高の高い冷涼なエリアに畑を持つことができ、ワインにとても大切な きれいな酸を引き出してくれます。
このような自然豊かな環境には、自ずと有機栽培を志す農家が集まってきます。先人たちの努力と相まって北杜市は現在県下最大のオーガニックの産地となっています。(県内の80%の有機農業者がこのエリアに集中)
自然を愛する仲間と共に切磋琢磨しあえる環境・風土こそが、未来の農業を目指すうえで他の地域にない強みと感じています。
ブドウ畑について
ブドウ畑は、山梨県北杜市・八ヶ岳南麓(標高850m付近)にあります。周囲は雄大な自然に恵まれ、南アルプスをはじめ日本を代表する山々に囲まれています。
周囲の山は海からの湿った空気や台風の進行を遮る役割を果たし、日本一の日照量とブドウ栽培に適した降雨量の少ない環境を提供してくれます。
また、山間部にあるおかげで標高の高い冷涼なエリアに畑を持つことができ、ワインにとても大切な きれいな酸を引き出してくれます。
このような自然豊かな環境には、自ずと有機栽培を志す農家が集まってきます。先人たちの努力と相まって北杜市は現在県下最大のオーガニックの産地となっています。(県内の80%の有機農業者がこのエリアに集中)
自然を愛する仲間と共に切磋琢磨しあえる環境・風土こそが、未来の農業を目指すうえで他の地域にない強みと感じています。
ブドウ栽培について
ワインの原料となるブドウは、すべて環境負荷が少なく永続性のある「オーガニック(※)」や「自然栽培」で生産したものを使用しています。
※有機農業推進協会 認証番号 22-002
ブドウの有機栽培・自然栽培は、実現できるようになるまでに10年以上かかりました。その間、何度も何度も失敗と挫折を味わいましたが、振り返ると好転する転換点・気づきがあったように思います。
それは・・・
「技術」の前に「あり方」が大切だと気付き始めた頃からでした。
就農当時は、全国各地の勉強会に通い、技術や農法をどん欲に学び・実践してきました。
しかし、自社畑ではなかなか成果の出ない日々。
何度も自然に翻弄され挫折を味わう中で、多様な自然(少し場所が変わるだけで全く違う表情を見せる)に対して画一的なやり方を求めても答えがないのではないかと気づきはじめました。
また、知識や技術を追い求めるあまり目の前の自然をちゃんと見ていなかったのではないかと姿勢を改めました。
それからは、自然に習う姿勢「あり方」を優先し、自社畑で起きていることにだけ集中しました。
自然栽培の提唱者「奇跡のリンゴの木村秋則さん」の姿勢を見習って、畑の環境や作物の状態、虫の生態や病気の振る舞いなどをしっかり観察・勉強し、どうしたら問題を解決できるか一つ一つ試行錯誤を続けました。
そのサイクルを積み重ねるうちに、徐々に改善が見らるようになり・・・
10年経って気が付いたら流通できそうな品質のものが作れるようになってきたというのが現実です。
今でも年によっては、収穫量が半減することがあります。その度に「自然に習う姿勢・あり方」を大切に、修正し続けています。
人ができるのは、自然の摂理を知り、感謝し、作物の生育を手助けしてあげることだけなのかもしれません。
<栽培品種>
シャルドネ、メルロ、カベルネフラン、ピノグリ、シュナンブラン、プティマンサン、アルバリーニョ、ゲヴェルツトラミネール、他 生食用ブドウなど多数
ブドウ栽培について
ワインの原料となるブドウは、すべて環境負荷が少なく永続性のある「オーガニック(※)」や「自然栽培」で生産したものを使用しています。
※有機農業推進協会 認証番号 22-002
ブドウの有機栽培・自然栽培は、実現できるようになるまでに10年以上かかりました。その間、何度も何度も失敗と挫折を味わいましたが、振り返ると好転する転換点・気づきがあったように思います。
それは・・・
「技術」の前に「あり方」が大切だと気付き始めた頃からでした。
就農当時は、全国各地の勉強会に通い、技術や農法をどん欲に学び・実践してきました。
しかし、自社畑ではなかなか成果の出ない日々。
何度も自然に翻弄され挫折を味わう中で、多様な自然(少し場所が変わるだけで全く違う表情を見せる)に対して画一的なやり方を求めても答えがないのではないかと気づきはじめました。
また、知識や技術を追い求めるあまり目の前の自然をちゃんと見ていなかったのではないかと姿勢を改めました。
それからは、自然に習う姿勢「あり方」を優先し、自社畑で起きていることにだけ集中しました。
自然栽培の提唱者「奇跡のリンゴの木村秋則さん」の姿勢を見習って、畑の環境や作物の状態、虫の生態や病気の振る舞いなどをしっかり観察・勉強し、どうしたら問題を解決できるか一つ一つ試行錯誤を続けました。
そのサイクルを積み重ねるうちに、徐々に改善が見らるようになり・・・
10年経って気が付いたら流通できそうな品質のものが作れるようになってきたというのが現実です。
今でも年によっては、収穫量が半減することがあります。その度に「自然に習う姿勢・あり方」を大切に、修正し続けています。
人ができるのは、自然の摂理を知り、感謝し、作物の生育を手助けしてあげることだけなのかもしれません。
<栽培品種>
シャルドネ、メルロ、カベルネフラン、ピノグリ、シュナンブラン、プティマンサン、アルバリーニョ、ゲヴェルツトラミネール、他 生食用ブドウなど多数
ワイン造りについて
弊社のワイン造りは「クリーン・ナチュラル」を心情にしています。
その土地の自然・風土・作り手の思想が織りなすテロワールをできるだけ忠実に かつ、クリーンに表現することを心がけています。
しかしながら、ナチュラルとクリーンは、相反する要素でもあります。(ナチュラルを追求すればワインを酸化や汚染から守る手段が限られリスクが高まり、クリーンを追求して資材を駆使すればリスクは減りますがナチュラルでなくなります)
両者はトレードオフの関係にあり、両立は一筋縄ではいかないところがあります。
これは・・・
資材(農薬や肥料)に頼らずに作物を生産する自然栽培と重なるところが数多くあると感じています。
仕込み中にワインが伝えてくる小さな変化を見逃さず、微生物の振る舞いや汚染原因を理解し、資材に頼らずに臨機応変に対処する方法をいかに沢山身に着けられるか にかかっています。
弊社のワイナリーは、そのために必要な設備を取捨選択すると共に、栽培で培った「あり方」を軸にナチュラルとクリーンを高い次元で両立した、人の心に響くワイン造りを目指していきます。
ワイン造りについて
弊社のワイン造りは「クリーン・ナチュラル」を心情にしています。
その土地の自然・風土・作り手の思想が織りなすテロワールをできるだけ忠実に かつ、クリーンに表現することを心がけています。
しかしながら、ナチュラルとクリーンは、相反する要素でもあります。(ナチュラルを追求すればワインを酸化や汚染から守る手段が限られリスクが高まり、クリーンを追求して資材を駆使すればリスクは減りますがナチュラルでなくなります)
両者はトレードオフの関係にあり、両立は一筋縄ではいかないところがあります。
これは・・・
資材(農薬や肥料)に頼らずに作物を生産する自然栽培と重なるところが数多くあると感じています。
仕込み中にワインが伝えてくる小さな変化を見逃さず、微生物の振る舞いや汚染原因を理解し、資材に頼らずに臨機応変に対処する方法をいかに沢山身に着けられるか にかかっています。
弊社のワイナリーは、そのために必要な設備を取捨選択すると共に、栽培で培った「あり方」を軸にナチュラルとクリーンを高い次元で両立した、人の心に響くワイン造りを目指していきます。
栽培・醸造責任者
高橋 雄一郎 Yuichiro Takahashi
Q1. 農業を始めようと思ったきっかけは何でしょうか?
きっかけは、文献や書籍から環境問題や健康被害に関する数々の不都合な真実を知ったことです。
2008年頃のことになりますが、その時のショックが生き方を変える原点となりました。それらの書籍には、人間の行き過ぎた経済活動が地球の扶養力を超え 生命や環境に甚大な被害を与えつつあること。そして、元に戻れなくなる転換点が間近に迫っていることが書かれていました。
現実を知り、これまでの生き方を見直したとき「私も持続可能な社会づくりに参加したい」「次の世代に希望のある未来を繋いでいきたい」と思うようになりました。まずは、自然とのかかわりが深く身近な農や食を通じて実践してみることにしました。
Q2. そうした実践を続けることで、生活、考え方に何か変化は生まれていますか?
価値観やライフスタイル全体が変化していきました。
いくつか例を挙げてみます。
・住む場所を街中から田舎(自然が豊かで醸造用ブドウの栽培に適した土地)へ移しました。
・ブドウだけでなく、お米や野菜作りもはじめ、自給自足・地産地消をベースにした暮らし方を 目指しました。それと共に、肉食中心から菜食中心へシフトしていきました。
・洗剤は環境負荷の少ないモノ、自作した天然素材のモノに変えました。
・古くても使えるものは極力直して使い、新しいものはより大切に使うようになりました。
・競争ではなく共走・共生を考えるようになりました。
・働き方を変え、子供や家族との時間を増やしました。
これらを通して、心身共に健康になり、足るを知り、幸せを感じ取る感性が磨かれたと感じています。
Q3. なぜワインを作ろうと思ったのでしょうか?
ワインには、出会いを生み人生を豊かにしてくれる力があると感じています。そして、一生をかけても解き明かせないほどの奥深さや魅力を兼ね備えています。
実際にこの手でワインを造り、探求し、皆で分かち合えたら、どんなに楽しく平和なことだろうかと思ったのがきっかけとなります。
Q4. サステイナブルなワイン造りとはどんなワイン造りだと考えていますか?
一言で表すなら「思いやりと勇気のワイン造り」と考えています。
私はサステナブルの中心テーマに「自然との共生」があると考えています。
ワイン造りもその中にあって、実践していくには「思いやり」と「勇気」が必要だと感じています。
「思いやり」は地球で暮らすためのマナー
地球を疲弊させてきた原因には「自分たちだけが良ければそれでいい」といった 自己中心的、人間ファーストといった考え方が根底にあるからだと感じています。
私たちは自然(多くの生命や資源)に支えられて生かされている一生物にすぎません。
地球上で持続的に暮らしていきたいのであれば、そのことをしっかり自覚し、身の回りの命や環境に対して 思いやりをもって接することが求められていると感じます。
「勇気」が試されている
私もそうですが、食べていくのに必死だと どんなに地球が危機的な状況にあっても目の前のことに精いっぱいで、行動に移す余裕がなくなってしまいます。
また、少し余裕があって、地球の未来のことに目が向けられる人でも、その礎となっている社会システム・経済原理を見直すのは勇気がいることかもしれません。特に現在のような転換期においては、サステナブルな取組は足カセとなって不平等や我慢を強いられるものになるかもしれません。
それでも私たちが地球で持続的に暮らしていくには痛みに堪えて前に進む必要があります。今、一人ひとりの勇気が試されてるのだと強く感じています。
下記は、そうした中で行ってきた取り組みになります。
環境保全型農業への取組
自然栽培(*1)と 有機栽培(*2)に取り組んでいます。農薬や肥料にできるだけ頼らない栽培を目指し続けています。
耐病性品種の探索と採用
ブドウは品種によって耐病性などの環境適応力が大きく異なります。そのため環境負荷を低減する(農薬の使用などを減らす)には、栽培環境に適した病気に強い品種を探し栽培していく必要があります。これまで生食用と醸造用を合わせて120品種以上の耐病性の調査を行い品種選択に役立てています。
環境再生型農業への取組
環境保全型農業からさらに一歩踏み込んだ環境再生型農業(※3)を目指して、2020年からフォーパーミルイニシアチブ(※4)の取組を始めました。これまでの不耕起草生栽培に加えて、剪定枝などを炭化して畑に戻すことで難分解性の炭素が長期間土壌に固定され、脱炭素社会の実現に貢献できるのではないかと期待しています。
*1 自然栽培
自然栽培とは、肥料・農薬には頼らず植物と土の本来持つ力を引き出す農業です。
*2 有機栽培
化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業です。
*3 環境再生型農業
土壌の有機物を増やすことでCO2を貯留し、気候変動を抑制する効果があると考えられている農業です。
*4 フォーパーミルイニシアチブ
「もしも全世界の土壌中に存在する炭素の量を毎年4/1000ずつ増やすことができたら、大気中のCO2の増加量をゼロに抑えることができる」という計算に基づき、土壌炭素を増やす活動を推進する国際的取組です。
日本では山梨県が全国に先駆けて取り組んでいます。
栽培・醸造責任者
高橋 雄一郎 Yuichiro Takahashi
Q1. 農業を始めようと思ったきっかけは何でしょうか?
きっかけは、文献や書籍から環境問題や健康被害に関する数々の不都合な真実を知ったことです。
2008年頃のことになりますが、その時のショックが生き方を変える原点となりました。それらの書籍には、人間の行き過ぎた経済活動が地球の扶養力を超え 生命や環境に甚大な被害を与えつつあること。そして、元に戻れなくなる転換点が間近に迫っていることが書かれていました。
現実を知り、これまでの生き方を見直したとき「私も持続可能な社会づくりに参加したい」「次の世代に希望のある未来を繋いでいきたい」と思うようになりました。まずは、自然とのかかわりが深く身近な農や食を通じて実践してみることにしました。
Q2. そうした実践を続けることで、生活、考え方に何か変化は生まれていますか?
価値観やライフスタイル全体が変化していきました。
いくつか例を挙げてみます。
・住む場所を街中から田舎(自然が豊かで醸造用ブドウの栽培に適した土地)へ移しました。
・ブドウだけでなく、お米や野菜作りもはじめ、自給自足・地産地消をベースにした暮らし方を 目指しました。それと共に、肉食中心から菜食中心へシフトしていきました。
・洗剤は環境負荷の少ないモノ、自作した天然素材のモノに変えました。
・古くても使えるものは極力直して使い、新しいものはより大切に使うようになりました。
・競争ではなく共走・共生を考えるようになりました。
・働き方を変え、子供や家族との時間を増やしました。
これらを通して、心身共に健康になり、足るを知り、幸せを感じ取る感性が磨かれたと感じています。
Q3. なぜワインを作ろうと思ったのでしょうか?
ワインには、出会いを生み人生を豊かにしてくれる力があると感じています。そして、一生をかけても解き明かせないほどの奥深さや魅力を兼ね備えています。
実際にこの手でワインを造り、探求し、皆で分かち合えたら、どんなに楽しく平和なことだろうかと思ったのがきっかけとなります。
Q4. サステイナブルなワイン造りとはどんなワイン造りだと考えていますか?
一言で表すなら「思いやりと勇気のワイン造り」と考えています。
私はサステナブルの中心テーマに「自然との共生」があると考えています。
ワイン造りもその中にあって、実践していくには「思いやり」と「勇気」が必要だと感じています。
「思いやり」は
地球で暮らすためのマナー
地球を疲弊させてきた原因には「自分たちだけが良ければそれでいい」といった 自己中心的、人間ファーストといった考え方が根底にあるからだと感じています。
私たちは自然(多くの生命や資源)に支えられて生かされている一生物にすぎません。
地球上で持続的に暮らしていきたいのであれば、そのことをしっかり自覚し、身の回りの命や環境に対して 思いやりをもって接することが求められていると感じます。
「勇気」が試されている
私もそうですが、食べていくのに必死だと どんなに地球が危機的な状況にあっても目の前のことに精いっぱいで、行動に移す余裕がなくなってしまいます。
また、少し余裕があって、地球の未来のことに目が向けられる人でも、その礎となっている社会システム・経済原理を見直すのは勇気がいることかもしれません。特に現在のような転換期においては、サステナブルな取組は足カセとなって不平等や我慢を強いられるものになるかもしれません。
それでも私たちが地球で持続的に暮らしていくには痛みに堪えて前に進む必要があります。今、一人ひとりの勇気が試されてるのだと強く感じています。
下記は、そうした中で行ってきた取り組みになります。
環境保全型農業への取組
自然栽培(*1)と 有機栽培(*2)に取り組んでいます。農薬や肥料にできるだけ頼らない栽培を目指し続けています。
耐病性品種の探索と採用
ブドウは品種によって耐病性などの環境適応力が大きく異なります。そのため環境負荷を低減する(農薬の使用などを減らす)には、栽培環境に適した病気に強い品種を探し栽培していく必要があります。これまで生食用と醸造用を合わせて120品種以上の耐病性の調査を行い品種選択に役立てています。
環境再生型農業への取組
環境保全型農業からさらに一歩踏み込んだ環境再生型農業(※3)を目指して、2020年からフォーパーミルイニシアチブ(※4)の取組を始めました。これまでの不耕起草生栽培に加えて、剪定枝などを炭化して畑に戻すことで難分解性の炭素が長期間土壌に固定され、脱炭素社会の実現に貢献できるのではないかと期待しています。
*1 自然栽培
自然栽培とは、肥料・農薬には頼らず植物と土の本来持つ力を引き出す農業です。
*2 有機栽培
化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業です。
*3 環境再生型農業
土壌の有機物を増やすことでCO2を貯留し、気候変動を抑制する効果があると考えられている農業です。
*4 フォーパーミルイニシアチブ
「もしも全世界の土壌中に存在する炭素の量を毎年4/1000ずつ増やすことができたら、大気中のCO2の増加量をゼロに抑えることができる」という計算に基づき、土壌炭素を増やす活動を推進する国際的取組です。
日本では山梨県が全国に先駆けて取り組んでいます。
これまでの歩み
山梨県笛吹市にて新規就農、研修を受けながらブドウ・モモの生産を開始
「ゆいまる農園」創業
畑の一画で試験的にブドウの自然栽培と有機栽培に取り組み始める
ワインの奥深さに魅せられ、ワイナリーを視野に入れ始める
生産拠点をワイン用ブドウに適した冷涼な気候の山梨県北杜市へ移す
全ての生産(ブドウ、水稲、野菜)を自然栽培に転換
先進ワイナリーにてアルバイト(2シーズン)
千曲川ワインアカデミー(日本ワイン農業研究所 アルカンヴィーニュ)2期修了
山梨大学ワインフロンティアリーダー養成プログラム修了
「ワイン科学士」認定(山梨大学)
醸造用ブドウ(ヴィニフェラ種)のみ自然栽培を断念し有機栽培に切り替える
圃場拡大:醸造用ブドウ(1.8ha)を有機JAS準拠、生食用ブドウ(10a)と水稲(30a)を自然栽培とした
「J.S.A.ソムリエ」認定(日本ソムリエ協会)
環境再生型農業へのシフトに向けてフォーパーミルイニシアチブの取り組みを開始
法人化:「八ヶ岳オーガニックヴィンヤード株式会社」設立
醸造用ブドウ(1.8ha)で「有機JAS認証」を取得
果実酒製造免許 取得
ワイナリー(Domaine Passerelle)稼働開始
ファーストヴィンテージ リリース
これまでの歩み
山梨県笛吹市にて新規就農、研修を受けながらブドウ・モモの生産を開始
「ゆいまる農園」創業
畑の一画で試験的にブドウの自然栽培と有機栽培に取り組み始める
ワインの奥深さに魅せられ、ワイナリーを視野に入れ始める
生産拠点をワイン用ブドウに適した冷涼な気候の山梨県北杜市へ移す
全ての生産(ブドウ、水稲、野菜)を自然栽培に転換
先進ワイナリーにてアルバイト(2シーズン)
千曲川ワインアカデミー(日本ワイン農業研究所 アルカンヴィーニュ)2期修了
山梨大学ワインフロンティアリーダー養成プログラム修了
「ワイン科学士」認定(山梨大学)
醸造用ブドウ(ヴィニフェラ種)のみ自然栽培を断念し有機栽培に切り替える
圃場拡大:醸造用ブドウ(1.8ha)を有機JAS準拠、生食用ブドウ(10a)と水稲(30a)を自然栽培とした
「J.S.A.ソムリエ」認定(日本ソムリエ協会)
環境再生型農業へのシフトに向けてフォーパーミルイニシアチブの取り組みを開始
法人化:「八ヶ岳オーガニックヴィンヤード株式会社」設立
醸造用ブドウ(1.8ha)で「有機JAS認証」を取得
果実酒製造免許 取得
ワイナリー(Domaine Passerelle)稼働開始
ファーストヴィンテージ リリース
畑やワイナリーの見学
それに関するお問い合わせについて
この度は弊社に興味を持ってくださり、誠にありがとうございます。
現在は次の理由から「見学」や「それに関するお問い合わせ」は、お受けすることができませんのでご了承ください。
ワイナリーを立ち上げて間もないため、限られた原資の中で少人数で運営しています。そのため年間を通して休みなく畑仕事やワイン造りに全精力を傾けています。
(これが滞ってしまうと私たちの目指すワイン造りは根幹から揺らいでしまいます)
このような状況の中で、お客様に足を運んでいただいたとしても、十分におもてなしすることができず、ご無礼を働いてしまうことになりかねません。そういった事態を避けるためにも、誠に恐れ入りますが体制が整うまでの間は見学をお断りさせていただいております。
将来、お客様をお迎えする準備が整った際には、本サイトからご案内をさせていただきます。それまでの間、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
ワインの購入について
取引酒販店様のお取り扱いのみとなります。
ネット通販やワイナリーでの直販は行っておりませんので、ご了承ください。
畑やワイナリーの見学
それに関するお問い合わせについて
この度は弊社に興味を持ってくださり、誠にありがとうございます。
現在は次の理由から「見学」や「それに関するお問い合わせ」は、お受けすることができませんのでご了承ください。
ワイナリーを立ち上げて間もないため、限られた原資の中で少人数で運営しています。そのため年間を通して休みなく畑仕事やワイン造りに全精力を傾けています。
(これが滞ってしまうと私たちの目指すワイン造りは根幹から揺らいでしまいます)
このような状況の中で、お客様に足を運んでいただいたとしても、十分におもてなしすることができず、ご無礼を働いてしまうことになりかねません。そういった事態を避けるためにも、誠に恐れ入りますが体制が整うまでの間は見学をお断りさせていただいております。
将来、お客様をお迎えする準備が整った際には、本サイトからご案内をさせていただきます。それまでの間、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
ワインの購入について
取引酒販店様のお取り扱いのみとなります。
ネット通販やワイナリーでの直販は行っておりませんので、ご了承ください。